引っ越しでCDやDVDを梱包するときに迷いやすいのは、何枚を一箱に入れてよいのか、どのくらいの重さで止めるべきなのか、ケースが割れないようにするにはどう詰めればよいのかという点です。
CDやDVDは一枚ずつなら軽く見えますが、ケース付きで数十枚、数百枚になると本に近い重さになり、箱を大きくしすぎると底抜けや持ち運びにくさの原因になります。
さらに、ディスク本体はケースに守られていても、ケース同士が箱の中で動いたり、上から重い荷物を載せられたりすると、ヒビ、角割れ、盤面の傷、読み込み不良につながることがあります。
この記事では、引っ越しでCD・DVDを梱包するときの重さの目安、箱に入れる枚数の考え方、縦置きや緩衝材の使い方、コレクション量別の箱数、やってはいけない詰め方まで、荷造り前に判断できる形で整理します。
引っ越しでCD・DVDを梱包するときの重さの目安

引っ越しでCDやDVDを梱包するなら、一箱あたりの重さは持ち上げた瞬間に少し余裕がある範囲に抑えるのが基本です。
現実的な目安としては、ケース付きのCDやDVDを入れる箱は一箱10kg前後から重くても15kg程度までに抑えると扱いやすく、階段や長い廊下を運ぶ場面でも破損や落下のリスクを下げやすくなります。
箱の強度だけで考えるともっと入る場合もありますが、引っ越しでは積み替え、持ち上げ、台車移動、トラック内での揺れが重なるため、限界まで詰めるよりも運びやすさを優先したほうが安全です。
一箱は10kg前後が扱いやすい
CDやDVDを入れる段ボールは、一箱10kg前後を最初の目安にすると、持ち運びやすさと収納効率のバランスが取りやすくなります。
10kg前後なら成人が両手で抱えたときに重量感はありますが、短い距離であれば無理なく運びやすく、箱を床から持ち上げるときに底へ過度な負担をかけにくい重さです。
特にマンションの共用廊下、階段、エレベーター前、玄関の段差では箱を水平に保ちにくいため、重すぎる箱は傾いた瞬間に中身が一方向へ寄ってケース割れを起こしやすくなります。
枚数が多い人ほど一箱にまとめたくなりますが、CDやDVDは小さくても密度が高い荷物なので、衣類用の大きな箱ではなく小さめの箱に分けるほうが結果的に作業が安定します。
箱を閉じる前に一度持ち上げて、腰を入れずに腕だけで少し浮かせられるか、玄関まで数歩運んでも不安がないかを確認すると、数字だけではわからない実用的な重さを判断できます。
上限は15kg程度で止める
CDやDVDだけを入れる箱は、重くても15kg程度で止めると、底抜け、角つぶれ、作業者の負担を抑えやすくなります。
15kgを超えると一見まだ持てるように感じても、箱の下側に圧力が集中しやすく、持ち上げた瞬間にテープの接着面がゆるんだり、底面がたわんだりする可能性が高まります。
引っ越しでは箱を単独で持つだけでなく、他の箱と重ねる、車内で固定する、荷台から下ろすといった動きが加わるため、家庭内で持てる重さと運搬中に安全な重さは同じではありません。
特にDVDのトールケースや厚いボックスセットは体積に対して重さが増えやすく、箱の上部まで詰めると15kgを超えていることに気づきにくい荷物です。
箱を閉じる段階で少しでも持ち上げにくいと感じたら、無理に詰め切らず、軽いタオルや緩衝材で隙間を埋める箱へ切り替えると安全性が上がります。
CD一枚はケース込みで約80gから120gを見込む
一般的な音楽CDは、ディスク本体だけなら軽くても、ジュエルケース、ブックレット、帯、外装フィルム、初回特典などを含めると一枚あたり約80gから120g程度で見込むと計算しやすくなります。
薄いケースや紙ジャケットなら軽くなりますが、厚めのブックレット、二枚組、写真集付き、特殊パッケージのCDは一枚で150g以上になることもあるため、平均値だけで箱数を決めると重くなりすぎる場合があります。
| 種類 | 一枚の重さの目安 | 梱包時の注意 |
|---|---|---|
| 通常CD | 約80gから120g | ケース割れに注意 |
| 二枚組CD | 約120gから180g | 厚みで枚数調整 |
| 紙ジャケットCD | 約40gから80g | 折れと湿気に注意 |
| 特典付きCD | 約150g以上 | 別枠で計算 |
正確に量れない場合は、通常CDを一枚100gで仮計算し、100枚で約10kg、150枚で約15kgと考えると、引っ越し用の箱数を見積もりやすくなります。
ただし、特典付きのアイドル系CD、アニメ作品の限定盤、輸入盤のデジパックなどは重さや形がそろわないため、通常盤だけの箱と特典付きの箱を分けると詰め替えが少なく済みます。
DVD一枚はケース込みで約100gから150gを見込む
DVDはCDよりケースが大きいことが多く、一般的なトールケース入りなら一枚あたり約100gから150g程度で見込むと、段ボールの重さを大きく外しにくくなります。
映画DVDやライブDVDはブックレットが薄いものもありますが、ドラマの複数枚組、アニメの初回限定版、収納ボックス付き作品は一作品ごとの重さが大きく変わります。
DVDは縦横のサイズがCDより大きいため、同じ箱に詰めても枚数は少なくなりやすい一方で、箱の中で面が広く当たるため、隙間があると角割れやジャケットの波打ちが起こりやすくなります。
通常のDVDだけで計算するなら、100枚で約10kgから15kg程度を見込み、ボックスセットが混ざる場合は枚数ではなく持ち上げた重さで早めに区切るのが現実的です。
CDとDVDを同じ箱に入れる場合は、サイズ差で隙間ができやすいため、下段にDVD、上段にCDを置くよりも、種類ごとに小箱を分けたほうが荷崩れを防ぎやすくなります。
小さめ段ボールを選ぶ
CDやDVDの梱包では、大きな段ボールにたくさん詰めるより、小さめ段ボールを複数使うほうが安全です。
大きな箱は一見効率がよく見えますが、CDやDVDのように重さが集中する荷物を入れると、持ち上げたときに底がたわみやすく、箱の中央に荷重が集まってケース同士が強く押し合います。
- 本やCD向けの小箱
- 底面が二重に近い箱
- 手を入れやすい幅の箱
- 新しく湿気の少ない箱
- 角がつぶれていない箱
箱が大きい場合でも、底から上までCDやDVDで埋めるのではなく、途中からタオル、衣類、緩衝材などの軽いものに切り替えると、重量を抑えながら隙間もなくせます。
引っ越し業者からもらう箱にS、M、Lのようなサイズがあるなら、CDやDVDはSサイズ、衣類や寝具はM以上というように役割を分けると、箱ごとの重さが安定します。
枚数は重さから逆算する
何枚まで入るかを考えるときは、箱の容量ではなく、目標重量から逆算するのが失敗しにくい方法です。
たとえば通常CDを一枚100g、DVDを一枚130gで仮置きすると、CDなら100枚で約10kg、DVDなら80枚前後で約10kgに近づくため、箱を閉じる前の判断がしやすくなります。
| 荷物 | 10kg前後の目安 | 15kg前後の目安 |
|---|---|---|
| 通常CD | 約100枚 | 約150枚 |
| 通常DVD | 約70枚から90枚 | 約100枚から120枚 |
| 紙ジャケット | 約130枚から200枚 | 約200枚以上 |
| ボックスセット | 作品ごとに確認 | 少量で区切る |
この表はあくまで概算なので、厚いブックレットや限定盤が多い場合は、上限枚数まで入れる前に一度箱を持ち上げて確認する必要があります。
枚数だけで管理すると、軽い紙ジャケットと重い初回盤が混在して計算が崩れるため、箱ごとに入れた種類を統一しておくと新居での整理もしやすくなります。
大量コレクションは箱数で考える
CDやDVDが数百枚ある場合は、一箱の枚数を増やすのではなく、最初から箱数が増える前提で荷造りを組み立てるほうが安全です。
通常CDが300枚あるなら、10kg前後で区切るとおおよそ3箱、15kg上限で詰めても2箱から3箱になり、DVDが300枚あるなら3箱から5箱程度を想定しておくと無理がありません。
コレクションが多い人ほど、アーティスト別、ジャンル別、シリーズ別、視聴頻度別に分けたくなりますが、分類を優先しすぎると箱ごとの重さが偏りやすくなります。
実用面では、重さを均等にしたうえでラベルに分類を書き、細かい並び替えは新居で行うほうが、荷造りの時間も運搬時の安全性も確保しやすくなります。
また、レア盤や廃盤、サイン入り、限定特典付きのものは一般の箱に混ぜず、少量だけを別箱にして自分で管理できる場所へ置くと、紛失や破損時の不安を減らせます。
本と混ぜると重くなりやすい
CDやDVDを本と同じ箱に入れると、隙間を埋めやすい反面、想像以上に重くなりやすいため注意が必要です。
本はページが紙で詰まっているため密度が高く、CDやDVDもケースが重なると密度が上がるので、どちらも小さい荷物なのに大きな箱へ入れるとすぐに持ちにくい重量になります。
本の上にCDを置くとケースの角が本に押され、反対にCDの上へ本を重ねるとケース面に圧力がかかるため、破損を避けるなら同じ箱に詰めるとしても層を分けて緩衝材を挟む必要があります。
どうしても混ぜるなら、下段に本を少量、上段にCDやDVDを少量、周囲にタオルを入れる程度にとどめ、箱全体を本とディスクだけで満杯にしないほうが安全です。
分類のわかりやすさを考えても、本は本、CDはCD、DVDはDVDで箱を分けたほうが、新居で棚に戻すときの手間が少なく、開封後の置き場も決めやすくなります。
割れにくくする梱包の基本

CDやDVDはディスクそのものよりも、ケース、ジャケット、ブックレット、外箱が先に傷みやすい荷物です。
梱包では、ディスクが動かないこと、ケース同士が強くぶつからないこと、上からの重さが一点に集中しないことを意識すると、破損を防ぎやすくなります。
特別な資材を大量に買わなくても、箱の選び方、底の補強、縦置き、隙間埋め、ラベル書きの順番を守るだけで、引っ越し中のトラブルはかなり減らせます。
底を先に補強する
CDやDVDの梱包では、中身を入れる前に段ボールの底を補強することが重要です。
段ボールは上から見たときにはしっかりしていても、重い荷物を入れて持ち上げると底面の中央に負荷が集まり、テープが一本だけだと合わせ目から開きやすくなります。
- 底の中央を一本貼る
- 左右にも一本ずつ貼る
- 角を短く補強する
- 古いテープは重ねない
- 濡れた箱は使わない
補強は箱を組み立てた直後に行い、中身を入れた後に慌てて追加するよりも、底面を平らにした状態でテープを密着させるほうが効果的です。
箱の底に薄い段ボール板や不要な厚紙を一枚敷くと、ケースの角が底面に直接当たりにくくなり、持ち上げたときのたわみも少し抑えられます。
ケースは縦置きを基本にする
CDやDVDは、平積みよりも縦置きを基本にしたほうが、上からの圧力によるケース割れを防ぎやすくなります。
平積みにすると下のケースほど重さを受け続けるため、箱を重ねたときやトラック内で揺れたときに、ケースの中心部や角へ負担がかかりやすくなります。
縦置きなら本棚に並べるときと近い状態になり、ケースの広い面に圧力が集中しにくく、取り出すときも中身を確認しやすいという利点があります。
ただし、縦置きでも隙間が多いと中で倒れて角をぶつけるため、最後にタオルや紙を入れて箱の中で揺れない状態に整える必要があります。
サイズの違うCDとDVDを混ぜる場合は、無理に同じ列へ並べず、DVDの列とCDの列を分けて高さの差を緩衝材で埋めると安定します。
隙間は柔らかく埋める
箱の中の隙間は、CDやDVDのケースが動く原因になるため、必ず柔らかい素材で埋めることが大切です。
新聞紙やチラシを使う場合は、硬く丸めすぎるとクッションではなく押し込み材のようになり、ケースの角に圧力をかけることがあるため、空気を含ませる程度に軽く丸めます。
| 素材 | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| タオル | 上部と側面の保護 | 厚みで枚数が減る |
| 新聞紙 | 細い隙間の調整 | インク移りに注意 |
| 緩衝材 | ケース割れ対策 | 入れすぎに注意 |
| 衣類 | 重さ調整 | 汚れ移りに注意 |
隙間を埋める目的は箱を満杯に見せることではなく、運搬中に中身が左右へ滑らないようにすることなので、押し込んで膨らむほど入れる必要はありません。
梱包後に箱を軽く揺らして中でカタカタ音がするなら、まだ隙間がある合図なので、上部や側面に少し緩衝材を足してから閉じると安心です。
重さを増やしすぎない詰め方

CDやDVDはきれいに並べるほど多く入るため、気づかないうちに重量オーバーになりやすい荷物です。
引っ越しの荷造りでは、収納力を最大化するよりも、箱ごとの重さをそろえ、持ち上げやすくし、新居で迷わず開けられる状態にすることが大切です。
ここでは、一箱を重くしすぎないための分け方、箱の中での配置、軽いものとの組み合わせ方を具体的に整理します。
同じ種類でそろえる
重さを管理しやすくするには、CD、DVD、Blu-ray、ゲームソフト、紙ジャケット、ボックスセットをできるだけ種類ごとに分けて梱包します。
種類がそろっていると一枚あたりの重さやサイズが近くなるため、箱の中で隙間ができにくく、どのくらい入れると10kg前後になるかも感覚でつかみやすくなります。
- 通常CDの箱
- 通常DVDの箱
- ボックスセットの箱
- 紙ジャケットの箱
- レア盤の手持ち箱
分類を細かくしすぎると箱数が増えますが、重さの偏りを防ぎたい場合は、まずサイズと重さで分け、次にジャンルやアーティスト名をラベルで補うと無理がありません。
新居で棚に戻す順番が決まっている人は、箱番号を付けておくと、荷ほどきのときに一箱ずつ開けても並びが崩れにくくなります。
上部には軽いものを置く
箱の下から上までCDやDVDだけで埋めると重くなりやすいため、上部には軽いものを入れて重量を調整すると扱いやすくなります。
たとえば下半分にDVDを縦置きし、上部にタオル、布袋、軽い衣類、予備の緩衝材を置けば、箱の中の空間を埋めながら総重量を抑えられます。
この方法は、箱を開けたときにすぐ中身を把握しやすいという利点もあり、上に入れた布類を取り出せば、下のディスク類をまとめて確認できます。
ただし、衣類を入れる場合はディスクケースの角に引っかかることがあるため、薄い袋に入れてから乗せると、汚れや引っかかりを防ぎやすくなります。
重さ調整のために食器、小型家電、工具などを上に置くのは避け、CDやDVDの上には柔らかく軽いものだけを置くと覚えておくと安全です。
詰める順番を決めておく
CDやDVDを効率よく梱包するには、箱に入れ始める前に詰める順番を決めておくと、途中で重さが偏りにくくなります。
思いついた順に詰めると、重いボックスセットが片側に寄ったり、サイズの違うケースが混ざって隙間が増えたりして、見た目は入っていても運搬中に崩れやすい箱になります。
| 順番 | 作業 | 目的 |
|---|---|---|
| 一 | 底を補強 | 底抜け防止 |
| 二 | 重いものを下へ | 重心を安定 |
| 三 | 同サイズを並べる | 隙間を減らす |
| 四 | 側面を埋める | 横揺れ防止 |
| 五 | 上部を軽く埋める | 重量調整 |
この順番にすると、箱の底に重さが安定し、途中で持ち上げて確認するタイミングも作りやすくなります。
最後にふたを閉める前には、上から強く押さえなくても自然に閉じるかを確認し、押し込まないと閉まらない状態なら中身を少し減らすのが安全です。
破損と紛失を防ぐ整理術

引っ越しでは、梱包中の破損だけでなく、新居でどの箱に何が入っているかわからなくなることも大きなストレスになります。
CDやDVDは同じようなサイズのケースが多いため、一度箱を閉じると中身を外から判別しにくく、急いで開封すると並び順が崩れやすい荷物です。
梱包と同時に、ラベル、箱番号、重要度の区分、手持ち品の分離まで済ませておくと、運搬後の確認作業がぐっと楽になります。
箱番号を付ける
CDやDVDの箱には、内容名だけでなく箱番号を付けておくと、荷ほどきの順番を管理しやすくなります。
たとえば、CD一、CD二、DVD一、限定盤一のように書いておけば、箱が複数になっても全体の数を把握でき、搬入後に足りない箱がないか確認しやすくなります。
- CD一箱目
- CD二箱目
- DVD映画
- DVDライブ
- 限定盤手持ち
ラベルは箱の上面だけでなく側面にも書くと、積み上げた状態でも中身を確認でき、引っ越し業者や家族にも置き場所を伝えやすくなります。
開封を急ぐ箱には、すぐ使う、棚の上段、寝室へ、手持ち確認などの短いメモを足しておくと、新居で箱を探し回る時間を減らせます。
大切な作品は別にする
サイン入り、廃盤、限定特典付き、思い出のある作品は、一般のCDやDVDと同じ箱にまとめず、少量だけ別梱包にすると安心です。
引っ越し業者に任せる荷物は大量の箱と一緒に運ばれるため、通常の運搬で大きな問題がなくても、精神的に失いたくないものや代替が難しいものは自分で管理したほうが不安を減らせます。
特に外箱付きの限定盤は、箱の角つぶれ、帯の折れ、ブックレットの波打ちなど、ディスク本体以外の価値が下がる傷みも起こりやすいので、保護の考え方を通常品と分ける必要があります。
手持ちにする場合は、リュックや小型キャリーに入れ、硬いものと直接触れないように布で包み、車内や電車内でも上から荷物を載せないようにします。
どこまでを別扱いにするか迷うときは、買い直せるか、入手に時間がかかるか、傷がつくと気持ちが大きく落ち込むかの三点で判断すると決めやすくなります。
ラベルの書き方を統一する
ラベルは詳しく書きすぎても読みにくく、ざっくりしすぎても開封時に困るため、書く項目を統一すると使いやすくなります。
おすすめは、部屋名、種類、箱番号、重さ注意、開封優先度を短く書く方法で、引っ越し業者にも家族にも伝わりやすい表記になります。
| 項目 | 書き方 | 効果 |
|---|---|---|
| 部屋名 | リビング | 搬入先が明確 |
| 種類 | CD通常盤 | 中身が明確 |
| 番号 | 一から三 | 箱数を確認 |
| 注意 | 重い | 持ち方を意識 |
| 優先度 | 後で開封 | 作業順を整理 |
箱に直接細かい作品名まで書く必要はありませんが、スマートフォンのメモに箱番号と主な中身を残しておくと、探したい作品があるときに便利です。
ラベルを統一しておけば、荷造り中に迷う時間も減り、搬出後に箱の数を数えるときも、CDやDVDの箱だけをすばやく確認できます。
ケース別の注意点

CDやDVDといっても、通常ケース、紙ジャケット、ボックスセット、不織布収納、ゲームソフトなど、形状や守るべきポイントは少しずつ違います。
同じ梱包方法でまとめると、ある種類には安全でも別の種類には負担がかかることがあるため、ケースの形に合わせて入れ方を変えることが大切です。
ここでは、特に破損や重さの偏りが起こりやすいパターンを分けて、引っ越し前に確認したい注意点を整理します。
紙ジャケットは折れに注意する
紙ジャケットのCDやDVDはプラスチックケースより軽い一方で、角折れ、へこみ、湿気による反りに弱い荷物です。
軽いからといって箱の上部に雑に詰めると、上から押されたときにジャケットの角がつぶれたり、隣のケースの角が紙面に跡を残したりすることがあります。
- 透明袋に入れる
- 同じ高さで並べる
- 硬いケースと分ける
- 湿った箱を避ける
- 上に重い物を置かない
紙ジャケットだけで箱を作る場合は、軽くても隙間をしっかり埋め、箱の中で倒れないようにすることが大切です。
梅雨時期や雨の日の引っ越しでは、箱の底に直接触れないように薄いビニール袋や防水性のある袋を使い、外装の湿気対策も考えておくと安心です。
ボックスセットは少量で区切る
DVDやBlu-rayのボックスセット、限定CDセット、特典収納ケース付き商品は、一作品だけで重さとサイズが大きくなるため、通常品と同じ枚数感覚で詰めないことが重要です。
ボックスセットは外箱の角が価値や見た目に影響しやすく、箱の中で少し動くだけでも角つぶれやスレが出ることがあるため、周囲を柔らかく固定する必要があります。
大きなボックスを下に置き、その上へ小さなケースを積むと、上の荷物の角が外箱に当たりやすいので、できればボックス同士を横並びにして、上部はタオルなどの軽いもので埋めます。
一箱に複数のボックスセットを入れる場合は、箱を持ち上げた時点で重くなりやすいため、二作品から三作品程度で一度重さを確認するのが安全です。
外箱をきれいに保ちたい人は、薄いビニール袋や不織布袋に入れてから段ボールへ入れると、箱同士のスレや緩衝材の紙粉を防ぎやすくなります。
不織布収納は詰め込みすぎない
不織布ケースやファイルに移し替えたディスクは、省スペースで軽くなりますが、詰め込みすぎると盤面に圧力がかかりやすくなります。
ケースを捨ててディスクだけをまとめている場合、プラスチックケースの保護がないため、曲がり、こすれ、ラベル面の傷、ファイルのリング跡に注意が必要です。
| 収納状態 | 利点 | 注意点 |
|---|---|---|
| 不織布ファイル | 軽く省スペース | 圧力に弱い |
| スピンドル | 枚数管理が簡単 | 横揺れに注意 |
| 薄型ケース | 軽く保護できる | 割れやすい |
| 裸ディスク | 最小容量 | 梱包に不向き |
不織布ファイルは立てた状態で箱へ入れ、側面と上部を柔らかく埋めて、運搬中に曲がらないようにします。
大切なディスクだけは不織布から一時的にハードケースへ移すか、ファイルごと手持ちにすると、読み込み不良への不安を減らせます。
引っ越し当日に困らない準備

CDやDVDの梱包は、箱に詰めて閉じれば終わりではなく、搬出、積み込み、搬入、開封までを考えて準備しておくことが大切です。
引っ越し当日は他の荷物も多く、箱の置き場や運ぶ順番を細かく管理する余裕がなくなりやすいため、前日までに重さ、ラベル、置き場所を整えておくと安心です。
ここでは、当日に箱が見つからない、重くて運びにくい、開封後に棚へ戻せないといった失敗を避けるための実践的な準備をまとめます。
前日までに持ち上げて確認する
梱包したCDやDVDの箱は、引っ越し当日ではなく前日までに一度持ち上げて、重さと底の安定感を確認しておきます。
当日は作業が立て込み、重すぎる箱に気づいても詰め替える時間や空箱がないことがあるため、事前確認が重要です。
- 片手で傾けない
- 底がたわまない
- 中で音がしない
- ふたが自然に閉まる
- 側面ラベルが読める
持ち上げたときに底が沈む感覚があるなら、箱を分けるか、底を補強したうえで中身を減らします。
箱の上に重いものを置かれたくない場合は、ワレモノと書くだけでなく、CD・DVD、上積み注意、ケース割れ注意のように具体的に書くと伝わりやすくなります。
搬入先を決めておく
新居でCDやDVDをどの部屋に置くかを決めずに搬入すると、荷ほどきのときに箱を移動させる手間が増えます。
CDやDVDの箱は小さくても重いため、一度奥の部屋に置いてから別の部屋へ移すだけでも負担になり、積み上げた箱を崩す原因にもなります。
本棚やラックを新居で組み立てる予定があるなら、すぐ棚の前に置くよりも、作業スペースを少し空けた場所にまとめて置くと、開封と収納を順番に進めやすくなります。
搬入時には、ラベルに書いた部屋名をもとに、リビングの壁際、書斎の入口付近、寝室の棚横など、具体的な置き場を伝えると箱の迷子を防げます。
箱数が多い場合は、CDやDVDの箱だけを一列に並べておくと、開封前に数を確認しやすく、紛失の不安も減ります。
開封順を決める
CDやDVDの開封は、すべての生活用品より優先する必要はないことが多いため、開封順を決めておくと新居での作業が楽になります。
すぐ使うディスク、仕事や学習で使う教材、子どもが見るDVD、プレーヤーの動作確認に使う一枚などは、通常のコレクションとは分けておくと便利です。
| 優先度 | 中身 | 扱い |
|---|---|---|
| 高 | すぐ使う作品 | 手前に置く |
| 中 | よく見る作品 | 早めに開封 |
| 低 | 保管中心 | 後で開封 |
| 別管理 | 限定盤 | 手持ち管理 |
開封順を決めると、箱を全部開けて床に並べる必要がなくなり、ケースを踏んだり、ジャケットを曲げたりする事故も避けやすくなります。
引っ越し後すぐに棚が使えない場合は、箱を完全に開けず、必要なものだけ取り出してふたを戻しておくと、ほこりや日焼けも防ぎやすくなります。
CD・DVDは重さを抑えて動かさない梱包が安心
引っ越しでCDやDVDを梱包するときは、一箱10kg前後を目安にし、重くても15kg程度までで止めると、持ち運びやすさと破損防止のバランスを取りやすくなります。
通常CDは一枚100g前後、通常DVDは一枚100gから150g程度で仮計算し、CDなら100枚前後、DVDなら70枚から90枚前後を一箱10kg付近の目安として考えると、箱数を見積もりやすくなります。
梱包では小さめの段ボールを使い、底を補強し、ケースを縦置きにして、隙間を柔らかく埋めることが大切です。
紙ジャケット、ボックスセット、不織布収納、限定盤は通常ケースとは傷みやすい場所が違うため、種類ごとに分け、必要に応じて手持ち管理にすると安心です。
最後に、箱番号、部屋名、重さ注意、開封優先度を書いておけば、搬入後の確認や荷ほどきもスムーズになり、大切なコレクションを新居でもきれいな状態で楽しめます。




