単身引っ越しを宅急便かゆうパックで済ませたい人が最初に迷うのは、どっちが安いのかという一点です。
結論から言えば、段ボール中心で荷物が小さめならゆうパックが安くなりやすく、170サイズを超える大きい荷物や30kg近い重い荷物を送りたい場合は宅急便が候補に入りやすくなります。
ただし、料金はサイズ、発送元と届け先、箱数、持ち込みの有無、スマホ割や会員割の利用状況で変わるため、単純に片方だけが常に安いとは言い切れません。
この記事では、2026年6月時点で確認できる公式料金情報を前提に、段ボールだけの単身引っ越しで安くしやすい判断軸、箱数別の分かれ目、家具家電がある場合の注意点まで整理します。
単身引っ越しで安いのはゆうパックか宅急便か

単身引っ越しで安さを優先するなら、まず荷物が段ボールだけなのか、家具家電を含むのかを分けて考える必要があります。
段ボールだけの発送では、ゆうパックは170サイズまで、宅急便は200サイズまで対応しているため、同じサイズ帯で比較する部分と、片方でしか送れない部分を分けると判断しやすくなります。
特に100サイズから160サイズの箱を複数送るケースでは、基本運賃と持込割引を合わせて見ると、ゆうパックが有利になる場面が多くあります。
結論は小さめの段ボールならゆうパック
衣類、本、食器、小物だけを詰めた単身引っ越しで、箱の大きさが60サイズから160サイズ程度に収まるなら、まずゆうパックを基準に見積もるのが現実的です。
日本郵便の公式料金表では、ゆうパックは60サイズから170サイズまでの区分があり、東京から東京へ送る場合は60サイズ820円、100サイズ1,450円、160サイズ2,450円、170サイズ3,000円という基本運賃が示されています。
一方でヤマト運輸の宅急便は、関東から関東へ送る場合に60サイズ940円、100サイズ1,530円、160サイズ3,020円、180サイズ3,680円、200サイズ4,470円という運賃が示されています。
同じ東京近郊の移動で60サイズから160サイズを比べると、基本運賃だけでもゆうパックが安いサイズ帯が多く、持ち込みを使える人ほど差が広がりやすくなります。
ただし、宅急便には会員向け割引やデジタル割などもあるため、ヤマト運輸の会員サービスを普段から使っている人は、公式運賃表と割引後の金額を必ず並べて確認するべきです。
料金差はサイズが大きいほど広がる
単身引っ越しでよく使う箱は100サイズ、120サイズ、140サイズ、160サイズあたりですが、箱が大きくなるほど数百円の差が合計金額に響きます。
例えば東京から近畿へ送る場合、日本郵便の東京発料金では120サイズが1,940円、140サイズが2,300円、160サイズが2,610円です。
ヤマト運輸の関東発から関西あての料金では120サイズが2,170円、140サイズが2,780円、160サイズが3,160円と示されているため、大きい箱ほどゆうパックとの差を感じやすくなります。
| 比較条件 | ゆうパック | 宅急便 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 東京から近畿の120サイズ | 1,940円 | 2,170円 | ゆうパックが安め |
| 東京から近畿の140サイズ | 2,300円 | 2,780円 | 差が広がる |
| 東京から近畿の160サイズ | 2,610円 | 3,160円 | 箱数で差が大きい |
この差は1箱だけなら小さく見えますが、5箱なら数千円になり、10箱なら単身パックや引っ越し業者の見積もりと比べるべき水準まで近づきます。
170サイズまでならゆうパックが候補になる
ゆうパックは3辺合計170cm以下、重さ25kgまでの荷物に対応しているため、布団やかさばる衣類を大きめの箱に入れて送りたい単身者にも使いやすい方法です。
ただし、170サイズは大きいだけに箱そのものが扱いにくくなり、階段での搬出、郵便局や取扱所への持ち込み、受け取り後の移動で負担が増えます。
料金だけを見れば170サイズを1箱にまとめると安く見える場合がありますが、重くなりすぎると箱が破れたり、取り扱い中に中身が傷んだりするリスクもあります。
- 衣類や布団は大きい箱でも比較的向く
- 本や食器は小さめの箱に分ける
- 液体や割れ物は詰めすぎを避ける
- 25kgを超える場合は重量ゆうパックを確認する
170サイズを使う場合は、大きさで送料を抑える発想だけでなく、自分で運べる重さと箱の強度を同時に考えることが大切です。
180サイズ以上は宅急便が選択肢になる
ゆうパックの通常サイズは170サイズまでなので、3辺合計が180cmや200cmになる荷物は、通常のゆうパックでは送れません。
ヤマト運輸の宅急便は200サイズまで対応しているため、折りたたみ式のラック、長めの収納用品、大きめのスーツケースなどが170サイズを超える場合に候補になります。
この場面では、どっちが安いかという比較よりも、そもそも送れるかどうかを先に確認する必要があります。
宅急便の200サイズは料金が高めですが、引っ越し業者に頼むほどではない大きな荷物を数点だけ送りたい場合には便利です。
ただし、200サイズ以内でも重さは30kg以内などの制限があるため、荷物の寸法と重量を測らずに箱だけ準備すると、発送時に想定外の出し直しが起きる可能性があります。
重さが25kgを超える箱は条件が変わる
単身引っ越しでは、本、書類、食器、調理器具を一つの箱に詰めすぎると、サイズは小さくても重さが大きくなります。
ゆうパックの通常条件は25kgまでで、25kgを超え30kg以下の荷物は重量ゆうパックの対象になります。
宅急便はサイズ区分ごとに重量上限があり、例えば100サイズは10kgまで、140サイズは20kgまで、160サイズは25kgまで、180サイズと200サイズは30kgまでという考え方になります。
つまり、箱の見た目が小さくても、本を詰めた100サイズが10kgを超えれば宅急便では上の扱いを確認する必要があり、ゆうパックでも25kg超なら通常料金だけで見ないほうが安全です。
料金を安くするには大箱に詰めるより、小さめの箱に分散して破損と重量超過を避けたほうが結果的に安定します。
持込割引を使えるならゆうパックは強い
ゆうパックは郵便局またはゆうパック取扱所に持ち込むと、1個につき120円の持込割引が適用されます。
さらに同じあて先へ同時に2個以上出す複数口割引は1個につき60円で、持込割引と複数口割引は同時に使えるため、条件が合えば1箱あたり180円下げられます。
例えば5箱なら合計900円、10箱なら合計1,800円の差になるため、段ボールだけの引っ越しでは割引の有無が意外に大きくなります。
ヤマト運輸にも持込割、デジタル割、複数口減額制度、クロネコメンバー割などがあるため、普段からクロネコメンバーズを使う人は宅急便の割引後金額も比較する価値があります。
安さだけで選ぶなら、公式料金そのままではなく、実際に自分が使える割引を入れた金額で比べることが欠かせません。
スマホ割は使い方で差が出る
日本郵便のゆうパックスマホ割は、郵便局アプリから送り状を作成して条件を満たすと、1個につき180円の割引が受けられます。
ただし、ゆうパックスマホ割を使う場合は、通常の持込割引、同一あて先割引、複数口割引が適用されない点に注意が必要です。
そのため、複数口でまとめて送る単身引っ越しでは、スマホ割が常に最安になるとは限らず、持込割引と複数口割引の組み合わせと比較する必要があります。
| 発送方法 | 割引の考え方 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 通常持ち込み | 持込割引を使う | 郵便局に持っていける |
| 複数口持ち込み | 持込と複数口を使う | 同じ住所へ複数箱 |
| スマホ割 | アプリ作成で割引 | 事前決済が楽 |
| ヤマト会員割 | 会員サービスを使う | 普段からヤマトを利用 |
アプリや会員サービスに慣れているかどうかも実質的な手間に関わるため、金額差が小さい場合は自分が迷わず発送できる方法を選ぶほうが失敗しにくいです。
家具家電があるなら宅配便だけでは足りない
単身引っ越しでも、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、マットレス、電子レンジ台、デスクなどがある場合は、宅急便やゆうパックだけで完結させるのは難しくなります。
宅急便もゆうパックも基本的には箱単位の荷物を送るサービスであり、大型家具や家電の搬出、設置、養生、階段作業まで含める引っ越しサービスとは役割が違います。
特に洗濯機は取り外しと取り付け、冷蔵庫は事前の水抜きや設置後の扱い、ベッドは分解と組み立てが必要になる場合があります。
このような荷物があるなら、段ボールだけをゆうパックで送り、家具家電だけを単身パック、家財配送、近距離業者、レンタカーなどで分ける方法を検討すると費用を抑えやすくなります。
安さを優先して無理に宅配便へ寄せると、発送できない、梱包できない、破損補償の範囲で困るという失敗につながるため、箱に入らない荷物は別枠で考えるべきです。
箱数で変わる費用の分かれ目

宅急便とゆうパックの比較では、1箱あたりの料金だけでなく、合計箱数で総額を見ることが重要です。
単身引っ越しでは、段ボール3箱なら宅配便がかなり安く済みやすく、5箱から8箱でも条件次第では宅配便が有力ですが、10箱を超えると単身パックや引っ越し業者との比較が必要になります。
特に繁忙期以外なら引っ越し業者の小口プランが思ったより安いこともあり、宅配便の総額だけを見て判断すると手間の割に差が小さい場合があります。
3箱程度なら宅配便が有利
荷物が衣類、小物、書籍、日用品だけで3箱程度に収まるなら、宅急便やゆうパックで送る方法はかなり有力です。
引っ越し業者は最低料金や作業費がかかりやすいため、段ボール数箱だけのために依頼すると、荷物量の割に高く感じることがあります。
- 実家から新居へ衣類を送る
- 学生寮からワンルームへ小物を送る
- 家具付き物件へ最低限の荷物を送る
- スーツケースに入らない分だけ送る
この程度の荷物量なら、ゆうパックの持込割引やスマホ割を使うだけで十分に安くなり、宅急便も集荷やコンビニ発送の使いやすさで選ぶ価値があります。
注意点は、箱数が少ないからといって一箱に詰め込みすぎると、重さや破損のリスクが上がることです。
5箱から8箱は割引後で比べる
段ボールが5箱から8箱になると、1箱あたり100円から300円程度の違いでも総額で無視できない差になります。
この箱数帯では、同じサイズの箱をそろえるより、重いものは小さく、軽くてかさばるものは大きくという分け方をすると料金と安全性のバランスが取りやすくなります。
| 箱数 | 見るべき点 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 5箱 | 持込の手間 | 自力で運べるなら安い |
| 6箱 | 箱サイズの偏り | 大型箱の料金差を見る |
| 7箱 | 複数口割引 | 1個あたりの割引が効く |
| 8箱 | 業者見積もり | 比較候補に入れる |
東京から近畿へ160サイズを複数送るようなケースでは、ゆうパックと宅急便の基本運賃差が大きくなりやすいため、公式料金表で発送元と届け先を指定して確認するのが確実です。
一方で、宅急便の会員割や受取場所指定などを組み合わせる人は、ゆうパックとの差が縮まることもあります。
10箱を超えたら単身パックも見る
段ボールが10箱を超えると、ゆうパックや宅急便が必ずしも最安とは言い切れなくなります。
理由は、宅配便は箱数に比例して料金が増える一方で、単身パックや小規模引っ越しプランは専用ボックスや車両単位で料金が決まることがあるからです。
例えば10箱すべてが120サイズ以上なら、宅配便の総額は数万円に近づきやすく、そこに梱包材、持ち込みの労力、受け取り時の手間も加わります。
さらに新居の階段、エレベーターなし、受け取り時間の制約、まとめて受け取れない不便さを考えると、金額だけでなく当日の負担も比較するべきです。
10箱前後は宅配便と引っ越し業者の分かれ目になりやすいため、宅配便だけで決めず、少なくとも一つは単身向け見積もりを取って総額を確認すると損を防ぎやすくなります。
荷物別に見る選び方

同じ単身引っ越しでも、荷物の中身によって安い送り方は変わります。
衣類中心なら大きめの箱でまとめやすく、本や食器中心なら小さめの箱に分けたほうが安全で、パソコンや精密機器は料金より梱包と補償を優先する必要があります。
荷物別に分けて考えると、ゆうパックと宅急便をどちらか一つに固定するより、用途ごとに使い分ける選択肢も見えてきます。
衣類は大きめの箱でまとめやすい
衣類、タオル、寝具カバー、カーテンのように軽くてかさばる荷物は、ゆうパックの140サイズや160サイズを使うと効率よく送れます。
重さが出にくい荷物なので、箱の強度が足りていれば、大きめの箱に入れても重量制限にかかりにくいのが利点です。
| 荷物 | おすすめの箱 | 注意点 |
|---|---|---|
| 衣類 | 120から160サイズ | 詰めすぎに注意 |
| タオル | 100から140サイズ | 隙間埋めにも使える |
| 寝具カバー | 140から170サイズ | 圧縮しすぎない |
| 靴 | 80から120サイズ | 型崩れを防ぐ |
ただし、圧縮袋を使いすぎると箱の中で偏りが出たり、開封時に荷物が戻って取り出しにくくなったりすることがあります。
衣類は壊れにくい反面、雨濡れやにおい移りには弱いため、ビニール袋で内側を保護してから箱に入れると安心です。
本や食器は小さく分ける
本、書類、皿、グラス、調理器具は、見た目より重くなりやすい荷物です。
送料を安くしようとして大きな箱にまとめると、持ち上げられないほど重くなり、箱底が抜けたり、輸送中に中身同士がぶつかったりします。
- 本は80サイズ前後に抑える
- 皿は立てて詰める
- グラスは個別に包む
- 重いものを下に置く
- 箱の隙間を必ず埋める
安さだけなら大きい箱にまとめたくなりますが、破損して買い直す費用を考えると、小さめに分けたほうが総合的に安くなることがあります。
本や食器が多い単身引っ越しでは、ゆうパックの料金が安く見えても、重量制限と梱包強度を確認してから箱数を決めるべきです。
パソコンは料金より安全性を優先する
ノートパソコン、デスクトップ本体、モニター、外付けHDD、ゲーム機などは、送料の安さだけで選ぶと後悔しやすい荷物です。
精密機器は衝撃、圧迫、湿気に弱いため、購入時の箱が残っているならそれを使い、ない場合は緩衝材を厚めに入れて中で動かないように固定します。
宅急便でもゆうパックでも追跡や補償の仕組みはありますが、補償があることと、データや作業環境がすぐ戻ることは別問題です。
重要なデータは発送前にクラウドや外付け媒体へバックアップし、ログイン情報や仕事に必要な機器は手荷物に分けるのが安全です。
パソコンだけは宅配便で送らず自分で持つという選択も十分に合理的で、送料が数百円高いか安いかより、引っ越し後すぐ使える状態を守ることを優先しましょう。
安く送るための具体的な手順

単身引っ越しを宅急便やゆうパックで安くするには、いきなり箱を買うのではなく、荷物の分類、サイズ測定、料金比較、割引確認の順に進めると失敗しにくくなります。
特に段ボールのサイズを適当に選ぶと、発送時に想定より上のサイズ区分になり、安いと思っていた計画が崩れることがあります。
ここでは、実際に準備を進めるときの順番を、料金を下げる視点から整理します。
最初に送るものを減らす
最安を狙ううえで最も効果が大きいのは、宅急便とゆうパックのどちらを選ぶかより、送る箱数を減らすことです。
段ボール1箱を減らせば、距離やサイズによっては1,000円から3,000円前後の節約になり、複数箱なら差はさらに大きくなります。
- 新居で買い直す物を分ける
- 季節外の服を処分する
- 読まない本を売る
- 重複した日用品を減らす
- 家具付き物件の備品を確認する
単身引っ越しでは、新居の収納が今より狭いことも多いため、送る前に減らしておくことは送料だけでなく生活のしやすさにもつながります。
荷造りが終わってから減らすのは大変なので、箱に入れる前の段階で残す物と手放す物を決めるのが効率的です。
箱のサイズを測って料金を出す
宅急便もゆうパックも、基本的には縦、横、高さの3辺合計でサイズ区分が決まります。
実際の料金は発送元と届け先によって変わるため、ヤマト運輸の宅急便運賃一覧表と日本郵便のゆうパック都道府県別基本運賃表を使って確認するのが確実です。
| 作業 | 確認する内容 | 失敗例 |
|---|---|---|
| 箱を測る | 3辺合計 | 数cm超えて上の料金 |
| 重さを測る | 重量上限 | 本を詰めすぎる |
| 距離を見る | 発送元と届け先 | 近距離料金で誤算 |
| 割引を見る | 持込やアプリ | 併用不可を見落とす |
箱の角が膨らむと実寸が大きく見られる場合があるため、サイズぎりぎりの箱に詰め込むより、少し余裕を持って梱包したほうが安心です。
料金比較では、1箱の料金だけでなく、全箱の合計と持ち込みにかかる交通費や手間も含めて判断しましょう。
割引は併用条件を確認する
ゆうパックは持込割引、同一あて先割引、複数口割引、ゆうパックスマホ割などがあり、宅急便は持込割、デジタル割、複数口減額制度、クロネコメンバー割、にゃんPayなどがあります。
しかし、すべての割引が自由に併用できるわけではなく、発送方法、支払い方法、会員状態、送り状の作成方法によって使える割引が変わります。
日本郵便のゆうパックのお得な割引では、持込割引と複数口割引の併用や、スマホ割利用時に通常の持込割引などが適用されない点が案内されています。
ヤマト運輸のお得な割引・料金・サービスでも、持込割やデジタル割、会員向け割引の条件がまとめられています。
単身引っ越しでは箱数が多くなるため、割引の見落としは1個あたりでは小さくても合計金額に響きます。
安さだけで選ぶと失敗しやすい注意点

宅急便やゆうパックを使った単身引っ越しは安くしやすい一方で、引っ越し業者のように部屋から部屋まで作業を任せられるわけではありません。
梱包、搬出、持ち込み、受け取り、開梱、段ボール処分まで自分で行うため、料金が安くても体力や時間の負担は増えます。
特に到着日、補償、受け取り場所、送れない荷物を見落とすと、新生活の初日から困る可能性があります。
送れないものを先に分ける
宅急便やゆうパックには、危険物、現金、貴重品、壊れやすい状態の品物、適切に梱包されていない荷物など、送れないものや注意が必要なものがあります。
単身引っ越しでは、スプレー缶、ライター、洗剤、香水、バッテリー類、刃物、食品、観葉植物などが荷物に混ざりやすいため、箱詰め前に分けておく必要があります。
- 現金や通帳は手荷物にする
- 貴重品は自分で運ぶ
- スプレー缶は送らない
- 液体は漏れ対策をする
- バッテリー類は条件を確認する
発送窓口で引き受けを断られると、荷物を開け直したり別の方法を探したりすることになり、予定が崩れます。
安く送るためにも、送れる荷物だけを段ボールに入れ、判断に迷うものは事前に各社の公式案内で確認しましょう。
補償は万能ではない
ゆうパックには最高30万円までの損害賠償制度があり、宅急便にも荷物の補償に関する仕組みがあります。
ただし、補償があるからといって、梱包不足や中身の性質による破損まで何でも補われるわけではありません。
| 荷物 | 起きやすい問題 | 対策 |
|---|---|---|
| 食器 | 割れ | 個別包装 |
| 家電小物 | 衝撃 | 緩衝材追加 |
| 本 | 箱破損 | 小分け |
| 衣類 | 雨濡れ | 内袋使用 |
特に中古品や思い出の品は、金額で補償されても元に戻らないことがあります。
大切な品物は、宅配便で送るより自分で運ぶか、専用の梱包材を使って慎重に発送するべきです。
受け取り日の調整も費用に含める
単身引っ越しでは、発送日と入居日がずれることが多く、荷物の到着タイミングを誤ると生活用品が手元にない状態になります。
宅配便は日時指定ができる場合がありますが、天候、交通事情、繁忙期、地域差によって予定通り届かない可能性もあります。
布団、着替え、洗面用品、充電器、仕事道具、薬、印鑑などは、最初の一泊に必要なものとして手荷物に分けると安心です。
また、複数箱を送ると同じ時間帯にすべて届かない場合もあるため、到着直後に絶対必要なものは箱の中に入れないほうが安全です。
送料が安くても、受け取りのために何度も待機したり、足りない生活用品を買い足したりすれば、結果的な出費とストレスは増えてしまいます。
単身引っ越しを安く済ませる判断の軸
単身引っ越しで宅急便とゆうパックのどっちが安いかは、段ボールのサイズと箱数を測ってから判断するのが正解です。
小さめから160サイズ程度の段ボールが中心で、郵便局や取扱所へ持ち込めるなら、ゆうパックは基本運賃と割引の両面で安くなりやすい選択肢です。
一方で、170サイズを超える荷物、30kg近い荷物、ヤマト運輸の会員割を活用できる荷物、集荷や受け取りのしやすさを重視する場面では、宅急便を選ぶ理由があります。
段ボールが10箱前後まで増える場合や家具家電がある場合は、宅配便だけに絞らず、単身パックや小規模引っ越し業者も含めて総額と手間を比べるべきです。
最も安く済ませるコツは、送る前に荷物を減らし、重いものを小さく分け、公式料金表で発送元と届け先を指定し、自分が使える割引だけを入れて合計金額を出すことです。




